FAQ

よくあるご質問

よくあるご質問をまとめました。

熱いものを食べたり熱いものを飲んだりしたときに歯が痛むことはありませんか。考えられる原因について解説していきます。

熱いもので痛む場合

  • ①中等度のむし歯(C2)
  • ②金属の被せものや詰め物
  • ③知覚過敏

が考えられます。

①中等度のむし歯(C2)~重度のむし歯(C3)

中等度のむし歯(C2)~重度のむし歯(C3)
熱いもので痛いときは中等度のむし歯(C2)~重度のむし歯(C3)になっているかもしれません

むし歯は、むし歯菌が糖を分解してできた酸によって歯が溶かされてしまい、歯に穴があいてしまう状態です。また、むし歯にはその大きさによって段階があり、熱いもので痛む場合は中等度以上のむし歯になっているかもしれません。中等度の虫歯(C2)とは象牙質までむし歯が進行した状態です。象牙質は神経のお部屋と細い管(象牙細管)でつながっており、象牙質までむし歯が到達するとその刺激は神経にも届きます。

神経への刺激が続くと神経は炎症を起こし(歯髄炎)、熱いものを食べたときに痛みが出ます。また、重度のむし歯(C3)とは神経までむし歯が進行した状態です。この場合は直接神経が侵されているため、強い痛みがでることが多いです。

治療法

麻酔をしてむし歯の部分を削り、その大きさが小さければCR、大きければセラミックや金属でできたインレー・アンレーという詰め物をいれて治します。神経までむし歯が達してした場合は、むし歯を削った後神経の治療に入ります。

麻酔について

治療の際は麻酔が必要です。
当院では痛くない麻酔を心がけています。細い針を使用することで針がささるときの痛みを軽減し、常温の麻酔薬をゆっくりと注入することで歯肉組織にかかる圧を軽減しています。また刺入時の痛みを和らげるために、表面麻酔といって塗るタイプの麻酔や貼るタイプの麻酔も併用しています。

それでも歯科治療は怖い!痛いのが怖くて一歩を踏み出せない!という方もいると思います。当院では普通の麻酔のほかに半分眠った状態でおこなう笑気麻酔や静脈麻酔も行っています。

笑気麻酔

鼻から気体の麻酔を吸い込みます。笑気麻酔をすると酔っぱらったときのようなふわふわとした感覚になり力がぬけた状態で治療をうけることができます。

静脈麻酔

点滴で麻酔を体内に注入します。笑気麻酔より強いためほぼ眠った状態となり治療時のことは覚えていません。治療本数が多い場合や大きな歯科手術のときに行うことが多いです。

どちらの場合も入院などは必要なく、当日お帰りいただけます。治療後にしばらくお休みいただいて問題がないことを確認いたします。服薬中の方や持病をお持ちの方はご相談ください。

CR 白いプラスチックの詰め物で、虫歯を削ったその日に行うことができます。
インレー 虫歯の範囲が歯の溝の部分にのみ広がっている場合に行います。セラミックインレーや金属インレー、CAD/CAMインレー(白いプラスチック製)などがあります。それぞれ利点欠点がありますので歯科医院で詳しくご説明します。
アンレー 虫歯の範囲が溝の部分を越えて歯の山部分まで広がっている場合に行います。歯の山部分は大きな力に耐えられる材料でなくてはならないため、セラミックや金属の詰め物で回復します。
神経の治療 針のような器具を使って神経のお部屋をきれいにしていきます。神経のお部屋はとても複雑で、細いうえに分岐していたり、人によって形も違います。しっかりときれいにするために治療には数回お時間がかかります。
マイクロスコープ精密治療 当院ではマイクロスコープという拡大鏡を使用した治療もおこなっています。自費治療ではありますが、マイクロスコープを使用するときれいに隙間なく詰め物をすることができます。また、肉眼ではほとんど見えない根っこの細かい部分もしっかりと見ながら治療を行うことができるため、治療の確実性があがります。

②金属の被せものや詰め物

金属の被せものや詰め物
金属の被せものや詰め物は熱を伝えるため、その刺激が神経に届き歯が痛むことがあります。

被せものを入れたばかりの場合はしばらくすると痛みはなくなることが多いです。もし1週間以上痛みが続く場合は歯科医院に相談してください。また古い金属の詰め物が痛む場合は、詰め物の隙間からむし歯になっていることが考えられます。むし歯ができていた場合詰め物をはずしてむし歯の治療を行います。一度詰め物をしているということはすでに歯を削っている状態です。つまり削っていない歯に比べてすでに神経のお部屋に近い状態にむし歯ができているため、むし歯は重度であると言えます。

神経に達していることも多く、その場合は神経の治療が必要になります。

③知覚過敏

知覚過敏
知覚過敏の場合も熱いもので痛むことがあります。知覚過敏は歯の表面が削れたり、歯茎がさがったりすることで、本来ならば隠れている象牙質が露出することによって、歯の中に通っている神経に熱いものの刺激が伝わってしまいツーンとした痛みがでてしまう状態です。

熱いもので痛む場合、多くは大きなむし歯で神経に炎症がでているときです。むし歯は入口が小さくても中では大きく広がっている…ということもよくあります。小さなむし歯はプロでないとなかなか見つけられません。一見むし歯が見当たらず、知覚過敏かな?と思う方でも熱いもので痛む場合は早めに歯科医院を受診してください。

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