みなさんは、実はむし歯は感染症のひとつでもあるということをご存知でしょうか?
今日は感染のルートとして、お母さんから赤ちゃんへの感染についてお話します。
赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる間は、赤ちゃんのお口の中に細菌はいません。
しかし、産声を上げて生れ落ちた瞬間からお口の中には何種類もの細菌が住み着きだします。この細菌の中には良い菌もいれば悪い菌もいるのですが、虫歯菌もその1つです。
最近の研究で、この虫歯菌は約70%の確率でお母さんから赤ちゃんに感染することが分かりました。つまりお母さんのお口の中が不衛生な状態だと、生まれてきた赤ちゃんのお口の中に住み着く虫歯菌の数も増えてしまい、将来的に虫歯になりやすくなってしまいます。
これからお母さんになる方は、虫歯や歯周病の治療をしっかりとしてから出産に備えることをおすすめします。そうすることで自分自身の歯を守るだけではなく、生まれてくる赤ちゃんの歯を守ることにもなるのです!
妊婦さんもぜひ定期健診でお口の環境も整えて出産に臨めるようにしましょう!