食事をするときに、かむことで味以外にも食感を感じることができます。
食感を楽しめる事も食事の中の楽しみのひとつであると思います。
では、食事の中の『かたさ』は歯のどこで感じることができるのでしょう?実は、歯の根っこの周りにある『歯根膜』という部分で感知しています。
口の中は細いもの、たとえば髪の毛一本あっただけでもわかるくらい敏感で繊細な部分です。
固さを判断できずに食事をしてしまうと固いものをうっかり食べてしまい、自分の歯を欠けさせてしまったり、割ってしまうこともあります。非常に重要な役割をもっているのです。
噛むと痛い、と感じるときはこの歯根膜が炎症を起こしてしまっている場合があります。
虫歯や、歯周病によるもの、歯ぎしり(噛みあわせの負担)、歯の損傷(ぶつけたり、折れたり、ひびがはいったり)、歯の根っこの先の治療後の炎症、上顎洞炎から起きるものなどさまざまな原因があります。
歯根膜炎を予防するためには普段の歯磨き、そして歯医者さんでの定期健診で虫歯や、歯周病、かみ合わせの負担チェックなど、異常がないか全体的にチェックをしてもらうことが大切です。食事を楽しめるためにも定期的な検診をお勧めします。