皆さんは一日に何回歯磨きをするでしょうか。
毎食後が理想的ではありますが仕事や学校で忙しかったりすると、なかなか1日に3回しっかりとは難しい場合もあると思います。
起きているとき(朝~夜寝るまで)は人と話をしたり、食事をしたり口の中でつばが出ている時間帯はさほど神経質に歯磨きをしなくてもつばがある程度の汚れを洗い流してくれます。
1日のうちで一番しっかりと歯磨きを行うことが重要になってくるのは寝る前なのです。
寝ている時間帯はつばの出がストップしてしまい、この時間帯にしっかり歯磨きを行っていないと虫歯や歯周病が進行しやすい環境になってしまいます。虫歯も歯周病もお口の中の細菌感染によって起こるものなので歯磨きによって細菌の数を少なくしておくことが大切になってきます。
では、歯磨きにはどのような道具を使用すればよいのでしょうか。
歯ブラシはもちろんですが、実は歯ブラシでは届くことのできない歯と歯の間の隙間には歯間ブラシやフロス(糸ようじ)といった道具を使って磨くことをお勧めします。
この歯間ブラシやフロスを使用するのとしないのとでは汚れ(歯垢)の落ちがぜんぜん違います。
歯ブラシのみで歯磨きを行う場合は61%、フロスを使用した場合は79%、歯間ブラシをしようした場合は85%の歯垢を落とせるといわれています。
ただし、お口の状態は人それぞれ異なります。お口の状態に合わせて適した道具を使用することが歯垢を効率よく落とせるポイントになってきます。
人によってはフロスを使用したほうがいい場合もありますし、歯間ブラシを使用するほうがいい場合もあります。
歯間ブラシも大きさがいくつかあり個人の歯の間の大きさに合わせたサイズを選択することできちんと歯垢を落とすことができます。
歯ブラシもたくさんの種類があります。定期健診をかねて歯医者さんでそれぞれのお口の状態に合わせた道具と、磨き方のアドバイスを受けてみられてはいかがでしょうか。