歯磨きをしっかりしている、糸ようじや歯間ブラシも使用しているのに歯石がすぐについてしまう…
そのようなかたはいらっしゃいませんか。
歯石はプラーク(歯垢)が唾のなかに含まれるミネラル成分(カルシウムやリン酸)によって石灰化して固まったものです。
まずは歯垢がつき、この歯垢にリン酸カルシウムの結晶が付きそれが成長し歯石になるのです。
人によって顔のつくりが違うようにその人ごとに唾にふくまれる唾の成分も異なります。歯石のつきやすさには歯垢と唾の質が大きく関わってきます。
歯石がつきやすい人は、このような特徴があります。
●唾の量が多くサラサラしている
●唾の成分がアルカリ性寄りである
●唾を中性にしようとする働きが強い
歯石がつきやすい人は再石灰化が高い方が多いので虫歯にはなりにくい傾向もあります。
ですが、歯石は歯周病の進行を進めてしまうのでこまめな歯石除去が必要です。
唾の成分にミネラル分が多い方は歯石もつきやすくなります。歯磨きの回数が多かったとしても歯石がつきやすいのはこのためです。
定期的な歯石除去をお勧めします。