歯石とは歯垢(プラーク)が石灰化したもので、主に歯と歯ぐきの境目につく灰白色の石のような硬いかたまりです。
プラークが残ったまま放置すると、個人差もありますが2~3日で石灰化し始め、やがて歯石へと変化してとりにくくなります。
歯石を放っておくと歯茎が腫れたり、痛んだり、硬いものが食べにくくなったりといった症状が表れます。
歯石は表面がでこぼこ・ざらざらしているのでさらにその上にプラークがたまっていき、大きな塊になることもあります。これによりむし歯、口臭、歯周病などのリスクを高めます。また歯肉に負担がかかって歯周病の原因になります。
細菌がたまっていき、体の内部に入ると様々な病気を引き起こします。
歯石取りの道具も売られていますが、細部まで自分で取るのは難しいものです。歯周病を予防するためにも、歯石を取ることは大切です!
歯石は下の前歯の裏側や上の奥歯の外側など、唾液腺の近くにある歯につきやすい傾向があります。歯石は一度付着すると歯磨きでは落とすことはできないので、歯石になる前にケアすることが大切です。
日頃からこの部分を意識しながら歯磨きし、歯石の元である歯垢(プラーク)をしっかり除去しましょう。
定期的に歯科医院での歯石除去をおすすめします