こんにちは!
近年は平均寿命が延び、65歳以上の方の人口が増えてきています。
それと同時に歯を失わずに、お口の中に残っている歯を有する方が多くなりました。そのためむし歯になる歯も増えてきているのです。
高齢の方の歯が虫歯になりやすい理由が3つあります。
1 詰め物、かぶせ物が虫歯になる
①歯と歯ぐきとかぶせ物の境目に汚れがたまりやすいため
②痛みなどの自覚症状がないため
③かぶせ物のなかにむし歯があったり、折れてしまっている状態になり見た目に変化が現れない
2 根面う蝕(根本のむし歯)
加齢による歯ぐき下がり、歯周病、強いブラッシング圧により歯根面が露出してしまいます。
歯根面は歯の質が弱いためむし歯になりやすいです。
3 唾液減少によるむし歯のリスク
唾液が減る原因として、加齢、薬、糖尿病、シェーグレン症候群があります。
唾液には汚れを洗い流したり、抗菌作用があるため減ってしまうとそれだけむし歯のリスクが高まってしまいます。
大人の虫歯予防は、毎日の適切な歯磨き、定期健診・PMTCなどのプロッフェショナルなお手入れ、訪問介護の利用などとなります。
歯とお口の環境は年齢とともに変化していきます。適切なケアをしていきましょう