Tips

豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
スタッフブログは移転しました。→新スタッフブログ

ニュースレター Vol.38 今週の特集

こんにちは。長い梅雨がようやく終わり、本格的な夏が到来しようとしていますね。夏と言えば、イベントごとも多くお出かけの機会も多くなる時期です( ^^) _U~~もう、休暇の予定は立てていらっしゃいますか?さこだ歯科では、遠出の研修会の予定もあったり、これからに向けて準備を着々と進めています♪皆様の充実した夏の思い出のためにも、是非お口の健康のサポートを今月もさせて下さい。

7月のさこだ歯科 七夕に思いを込めて

7月のイベントの一つと言えば、七夕がありますね。そこで、さこだ歯科では七夕飾りを設置させて頂きました。本物の笹に飾り付けしています。自然のものがお部屋の中にあると、なんだか癒される気がします♪ そんな七夕と言えば、やっぱり「お願い事」ですよね。そのため、患者様にも書いて頂けるよう短冊用紙を用意させて頂きました。 患者様でお願い事を記載してくださったかたは、笹に飾らせて頂いています。 中には、スタッフのお願い事も隠れていますよ…(^^)♪また、小さなお子さんもたくさんお願い事を書いてくれました!こちらも飾らせて頂きましたが、またこのお願い事が癒されるんです?とーっても可愛いお願い事にも注目ですよ! 是非、この機会に お願い事を短冊に お願いごとをしてみてはいかがでしょうか。

患者様の想いをお聞かせください

歯に関する病気で、むし歯歯周病といったものは、目に見えやすいですし、症状などにより発見しやすいものです。また、歯に関することを調べたり勉強したりすることで、その歯がどんな状態なのか、ご自身で簡単に分かる場合もあります。
けれども、歯の状態を把握しても、その治療法には複数の方法があります。この症状には、この治療をする、とワンパターンでくくれるものではありません。あるいは、保険を使うか、自費治療を選択されるかでも内容は大きく変わります。保険治療、自費治療のいづれにしても、被せ物の種類が適用できるもの、できないものなど条件もあります。
歯科医師は、患者様、個人個人のむし歯の大きさを考慮し、見た目がどういったものがいいのか、ということを考え選択しています。患者様、それぞれに合わせたオーダーメイドで治療を選択しているのです。
そのため、治療の前に、ご希望がある際は詳しくご相談ください。患者様の想いは目には見えません。治療のご希望がありましたらお気軽に申し付け下さい。

参考:歯の治療前に読もう!著/伊藤孝訓

歯周病の治療方法とは

歯周病」というキーワードをよく耳にします。歯周病は歯の周りの骨を溶かしてしまう病気、と言われていますが、一体どのような治療法があるのでしょうか。今回は、歯周病になったときの具体的な治療法についてレポートしみたいと思います。

歯周治療を行う前に

歯周病は、歯と歯茎の隙間にプラーク細菌が侵入して、歯茎に炎症を起こし、歯と歯槽骨をつないでいる歯根膜線維を破壊し、支えている骨を溶かしていきます。
日常の臨床の中で、歯茎と歯の隙間に、歯周ポケットを図る器具を使ってポケットの深さの状態を測定します。正常値は2ミリ前後ですが歯周組織の破壊が大きくなるとポケットの深さが5ミリ~6ミリと深くなります。この検査により歯周病の状態を把握することができます。

ブラッシング + 専門的な歯周治療

歯茎の状態を確認したら、いよいよ治療に移ります。
通常ですと、機械を使用した「超音波スケーラー」と呼ばれるもので、歯茎の周りの歯石除去、着色を落とします。また、歯ブラシによる歯の磨き方、歯間ブラシやフロスを使用したお手入れ方法をお伝えします。
ただし、歯茎の炎症が強いときは機械ではなく「ハンドスケーラー」と呼ばれる器具を使いプラークや歯石を除去します。歯周ポケット内に存在する細菌を除去し、ポケット内の状態の改善を促す処置です。
その後、2~3週間時間を空け、再度歯周ポケット内の状況を確認します。結果、炎症が少なくなり、ポケットの深さが改善すれば、歯周治療は、継続的な安定期治療に入ります。

歯周治療は、ご自宅でのブラッシングの協力が欠かせません

歯周病の方は、ご本人に日常生活の中での「歯の磨き方の指導」をし、さらに「歯石除去」を実施します。
ただ単に、歯科医院で歯石を除去したとしてもご自宅でのメンテナンスができていないと、状況は一向に良くなりません。その後のご自身でのお口のケアをするかどうかで、状況は大いに左右されてしまします。
また、歯を磨いているつもりでも、歯と歯の間や奥歯の裏側などは磨きにくい場所で、プラークが残っていることもあります。
また、口腔内はお一人お一人違い、それぞれの口腔内に合わせたブラッシング方法があります。歯科医院で是非ご自身の磨き方を確認してもらい、適正なブラッシング方法を身につけましょう。
ただし…、中程度の歯周病であれば上記のような歯科医院とご自宅でのメンテナンスで症状が改善することが多いですが、重度の歯周病であるときは外科手術が必要となることもあります。歯周病が進行する前に、定期的に口腔内の状況を確認、管理しながら、健康的なお口で、ご自身の歯で長く過ごせるようにしていきましょう!当院でも、歯の健康を通じてサポートできるよう努めさせて頂きます。

参考:お口の健康ア・ラ・カルト/鴨井久一