ニュースレター Vol.55 今月の特集
こんにちは。真冬の寒さがだんだんと近づいてまいりました。先月は気温の変化が激しい日も多かったですがご体調にお変わりはないでしょうか。この時期の風邪予防の1つとしてお口のお手入れも有効です(^^)是非お口の健康を通して身体の免疫力を高めてこの冬を乗り切っていきたいですね。今月も宜しくお願い致します。
クリスマス、年末年始に向けて
早いもので、2016年も最後の月になりました。 年末といえばご自宅や学校、職場などの大掃除をイメージされる方が多いと思いますが、 年末の大掃除と同じように、1年間の最後の締めくくりにお口のメインテナンスしてみるのもおススメです(^^)
というのも、歯を失う原因として多い、歯周病、むし歯などはご自身による歯みがきと、歯科医院でのメインテナンスでリスクを軽減することができるからです。とくに歯周病は、痛みを伴うことが少ないため、いつの間にか進行してしまうケースが多いです。気付いたときにはグラグラして噛めない、口臭が気になる、歯茎が下がることによって歯が長く見えたり凍みたりする、といった症状にも繋がりかねません。
また、私たちが豊かな生活を送るうえで、自分の歯で食事するということ、コミュニケーションをとることは欠かせないものです。食事する際も、よく噛んで消化を手助けし健康増進に努めたいですね。 今年1年の締めくくりにお口・歯へご褒美のケアをしてあげて、新しい気持ちで新年を迎えてみてはいかがでしょうか\(^o^)/
歯ぎしりの治療法
就寝中の歯ぎしり、くいしばり、気になっていらっしゃいませんか?実は就寝中のくいしばり歯への負担がとても大きく睡眠の質にも大きく関わります。今回は歯ぎしりの治療法についてご紹介します。
歯ぎしりは本人の自覚がないことが多い
歯ぎしりをしているかどうかは、主に次の3つの項目を確認します。
- 自覚症状があるかどうか
- 朝起きた時の症状の確認
- 咬み合わせの状態の確認
チェック項目の1つめですが、本人は歯ぎしりしていることを自覚していないことも多く、他の人から歯ぎしりを指摘されることも多いようです。 また、2つめは朝起きた時の症状を確認します。
「歯が浮いたような感じがある」「歯が動いている、違和感がある」「顎のだるさ」「顎のつっぱりや硬直」を感じるかどうか確認します。 歯ぎしりが続くと奥歯が平坦になり、噛み合わせの表面がつるつるしていきます。歯科医院では歯の咬耗の程度や噛み合わせの状態咀嚼筋の疼痛を確認し診断します。
ストレスや噛み合わせのズレが要因
歯ぎしりにつながる原因の一つにストレスがあります。学校・友人関係・家庭内などのトラブルが溜まり、その発散方法のひとつとして歯ぎしりを行うと言われているそうです。また、顎の発育が十分でなく咬み合わせが悪いこと、歯周病によって歯が動いてしまい咬み合わせに狂いが生じていることも歯ぎしりの原因のひとつとなります。
歯や顎が原因のときは、マウスピースの使用を
歯ぎしりを治療するためには、その原因を探し出して対策することが重要になります。ストレスが原因であれば、ストレスの要因となっている悩みをできるだけ取り除くよう、専門の医療機関に相談して解決に当たる方法もあります。 また歯や顎が原因となって歯ぎしりをしている場合は、上下の歯がかみ合わないよう、マウスピース(ナイトガード)を使用します。
歯医者でマウスピースを作成したあと、歯にあわせて調整し、夜眠るときにマウスピースを使用します。最初は慣れないかもしれませんが、しばらく使用して様子を確認していきます。 当院でも歯の様子の確認や、マウスピースの作成もできますので、 歯ぎしりでお悩みの方、改善されたい方はお気軽にご相談下さいね(^^)
参考:お口の健康ア・ラ・カルト 著/鴨井久一