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セラミック診療案内

銀歯ではなく、劣化リスクや審美的デメリットを改善したセラミックを使う方法について解説します。


むし歯になってしまった後も「白く綺麗に、むし歯を繰り返しづらい」お口を目指しませんか?

セラミックとは

保険適用外のむし歯治療方法です。

従来は、むし歯になってしまったところは銀歯になっていましたが、今はセラミックという材質で治療する方法があります。
保険治療の場合の劣化のリスクや、審美的なデメリットを改善したものです。

装着するときの接着剤も劣化しにくいものになっており、隙間からむし歯になることや、食事中に外れてしまうというようなリスクを最小限に抑えられます。
むし歯の大きさによってセラミックのサイズも変わります。

小さなむし歯の場合

比較的小さなむし歯であった場合、インレーというものが装着されます。
詰め物というイメージです。
歯の真ん中だけが削られ、そこにセラミックを装着します。
全体の面積も小さいので、金額はやや抑えられます。

大きなむし歯の場合

むし歯のサイズが大きくなると、クラウンというものを装着します。
歯の全周が削られ、そこにセラミックを被せます。
こちらは、被せ物というイメージです。

その場合はインレーよりも面積が大きくなるため、金額はやや上がります。

当院のセラミックの種類とそれぞれの特徴についてご紹介いたします。

01ジルコニアセラミックス

当院のセラミックの中で最強の硬度をもつ材質です。

人工ダイヤモンドとも言われており、歯科業界でも硬くて耐久性にも優れると知られる材質です。
割れてしまったり、欠けてしまうリスクは最小限に抑えられ、噛み合わせが非常に強い方や、歯並び的にうまく噛み合えていない方にはこちらをおすすめしています。

見た目や舌触りとしては陶器やお茶碗のような材質で、食事や年数によって色が黄ばんできてしまうという影響が起きづらい材質です。

ジルコニアの一本あたりの料金は、インレーの場合は 68,000 円、クラウンの場合は 180,000 円になります。

02オールセラミック

前歯の場合は、ジルコニアのフレームで形作ったものに、表面は陶材を重ねているものになります。

陶材はツヤがありジルコニアよりも歯に近い色調を出しやすいですが、その分強度は劣ってしまう為、ジルニコニアで縁取りをしています。
硬さと綺麗さのいいとこ取りをしたものになります。
奥歯の場合は、emax という材料を用いたものになります。

天然歯と同程度の強度になり、透明感がありきれいな色調が再現できるため、審美面でも優れています。

オールセラミックの料金は、インレーの場合は 58,000 円、クラウンの場合は 132,000 円になります。

03セレック

セレックもジルコニア同様にセラミックの一種です。

強度はやや劣り、先ほどのジルコニアがお茶碗のような材質だとすると、セレックはガラスのような材質をイメージしてください。
ジルコニアに比べると割れたり欠けたりするリスクは出てきます。ヒビが入ってしまうこともリスクとして挙げられます。

保険外診療であるため、接着剤はジルコニア同様劣化しにくいもので、むし歯を繰り返したり、外れてしまう可能性は低くなっています。

セレック一本あたりの料金は、インレーの場合 35,000 円、クラウンの場合は 72,000 円になります。

04ハイブリッドセラミックス(グラディア)

ハイブリッドは、セラミックとプラスチックを組み合わせた材質です。

セラミックが入りつつもプラスチックでコストを抑えることができます。
セラミックが入っているので、ある程度の審美性を出すことはできますが、純セラミックに比べると劣ってしまいます。

プラスチックは水分を吸収するので、数年経つと食事や飲料物により色が黄ばんでくることがあります。
また、プラスチックが入っていることにより、耐久性も純セラミックよりは劣ってしまいます。

また、使っているうちに欠けてしまう、割れてしまうという可能性が出てきます。

金額はインレーの場合 58,000 円、クラウンの場合は 72,000 円になります。

05金合金 ポーセレン

ポーセレンは、色調を表現しやすいセラミックと言われています。

ご自身の歯との違いをあまりつけたくない方におすすめの材質になります。
しかし、ポーセレンはあまり十分な強度を持ち合わせていません。そのため、金合金で裏打ちをすることで、ある程度の強度を作ります。

金合金であるため、普通の金属より劣化しにくく、裏打ちをしてはいますが、表面は強度の弱いポーセレンであるため、表面だけ欠けてしまったり割れてしまったりする可能性があります。
前歯などの見えるところで、なおかつそこまで噛み合わせに関与していない歯にお勧めしたい材質です。

06メタルボンド ポーセレン

ポーセレンは上記と同じ内容ですが、こちらは裏打ちがメタルボンドという金属を使用しています。

金合金よりも材質は劣るため、内側から劣化しやすく、むし歯になったり臭いの原因になることもあります。
金属イオンが溶け出して歯茎に色がうつり、黒くなったり変色したりすることもあります。

前歯などの見えるところの場合、むし歯やメタルボンド自体の劣化はなくとも、歯茎の着色が起きてくる可能性があります。

あまり見えないところで尚且つ噛み合わせが重要、でも白い歯でいたいという方にはこちらがおすすめです。