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小児歯科診療案内

さこだ歯科にはお子様の診療専用のエリアがございます。


1. はじめに

– 小児歯科とは?

小児歯科は、成長に応じた子どもの歯の健康管理を専門とする診療科です。

生後6か月から歯が生え始めるため、早期からの受診を推奨しています。

当院では、虫歯予防から治療まで、安心して通っていただけるように、子どもに優しい環境と専門的なケアを提供しています。 

– 小児歯科の重要性

子供の歯(乳歯)は形や構造が大人の歯(永久歯)と少し違います。

また生え変わりの時期には永久歯が生えてくることを考えて治療を進めていく必要があります。

そのためさこだ歯科では、小児歯科を得意としている歯科医師が小児歯科に特化して治療を行っております。

小児歯科の重要性について

2. 子どもの歯の成長と発育

乳歯の役割

– 乳歯の役割

最初の乳歯は6か月頃から生え始め、2歳半頃にはすべての乳歯が生えそろいます。

乳歯でしっかりと噛むことは成長に欠かせません。きちんと噛むことで消化不良をおこさずに栄養を摂取することができ、顎や骨格の成長にも関わるからです。

また、発音にも関係します。生え変わり、いずれなくなってしまう乳歯ですが、成長が著しい乳幼児期には欠かせない存在です。

永久歯への移行

– 永久歯への移行

6歳になると最初の永久歯が生えてきます。そしてすべての歯が永久歯へと生え変わるのは12~13歳頃です。

だいたい小学生の時期が、乳歯と永久歯が混在している生え変わりの時期と言えます。乳歯と生えたばかりの永久歯はとても虫歯になりやすいです。また、お子様が自分で歯を磨くようになる時期でもありますので、磨き残しをなくし、むし歯をつくらないようにすることが重要です。

歯並びの観点からもスムーズな生え変わりができるよう、定期健診を受けることをおすすめしています。

3. 年齢別の主な治療メニュー

– 0歳~3歳

乳歯の管理

乳歯が虫歯になっていないか、問題なく生えてきているか、歯並びが今後どうなっていきそうか等をチェックします。

まずはお子様自身が歯科用チェアでお口を診られることに慣れるように、フッ素塗布や清掃など出来ることから行っていきます。

また、親御さんへ歯磨きの仕方をお教えしたり、お食事の悩みについてお話したり、口腔内のみならずお子様の成長のサポートをしております。

おしゃぶりの使用について

おしゃぶりは乳歯の奥歯が生え、「ミルクを吸う」から「食べる」へと移行していく1歳半頃からやめる練習をはじめましょう。

奥歯が生えそろった後も使い続けると、歯並びが悪くなってしまいます。すぐにはやめられないと思いますので、徐々におしゃぶりの使用頻度を減らし2歳頃までにやめられると良いでしょう。

– 4歳~

乳歯および永久歯の管理

むし歯がないか、生え変わりに問題はないか、歯茎の腫れはないかをチェックします。

定期検診

口腔内のチェック、清掃、フッ素塗布、歯磨き粗銅、歯並びを悪くする習癖がないかなどを確認・実施します。

むし歯予防指導

ある程度自分で歯磨きができる子には、汚れを染め出して汚れの残り具合を見てもらい、歯ブラシの動かし方やきれいに磨くコツを教えます。

また、親御さんへ仕上げ磨きの仕方をお教えしたり、乳幼児期のお子様にはむし歯になりにくい食事・間食に関してお伝えしたりしています。

フッ素塗布

フッ素はむし歯菌がつくる酸の働きを邪魔したり、歯質を強くしたりすることでむし歯予防に効果的と言われています。うがいが必要ないため、歯が生えてきたらすぐにでも行うことができます。

シーラント

歯の溝を材料で埋めることによって、むし歯ができるのを防ぐ方法です。お口の汚れを落とし、材料を詰めて固めます。生えたての永久歯のむし歯予防に効果的です。

歯並びのチェックと矯正の相談

将来歯並びが悪くなるという予測は、乳歯列期からわかります。

それに加え、指しゃぶりやお口を開けっぱなしにする癖など、習癖によって歯並びが悪くなることもあります。悪い癖は早いうちに取り除き、乳歯で歯並びが悪くなる可能性があると思われるお子様は、永久歯に生え変わる際に注意深く観察していく必要があります。

また、歯並びが悪くなると呼吸のしやすさにも関係してきます。そのため正常に発育できるよう、定期健診の際には歯並びや習癖の有無をチェックします。顎の大きさや歯の大きさの関係で歯並びが悪くなることもございます。

そう思われる際には早いうちから矯正に関してご相談をお受けしています。

4. 年齢にかかわらず起こり得る歯のトラブル 

– むし歯

乳歯及び生えたばかりの永久歯はむし歯になりやすく進行も早いです。

黒くなっていたり、普段とは違うように見えたりしたら受診してください。治療は生え変わりの状態によって異なります。

– 歯の外傷

顔をぶつけて歯が割れたり、欠けたり、抜けてしまうことがあります。その場合は破片や歯を歯科医院に持ってきてください。接着・再植を試みます。顔をぶつけた場合、頭を打っていることが考えられます。気分が悪くないかを確認し、必要であれば医科の受診を優先してください。

– 歯並びの問題

歯並びは見た目だけでなく、今後の成長や大人になったときの歯のもちにも関係します。

小児矯正についてご相談をお受けしています。

– 生え変わりの問題

乳歯が残っているのに永久歯が生えてきたり、乳歯が抜けたのに永久歯が生えてこなかったりと、生え変わりが上手くいかないこともあります。エックス線検査をして状態を確認し、必要であれば抜歯などの処置を行います。

5. さこだ歯科の小児歯科治療の特徴

– 子どもに優しい環境

お子様向けの診療台をご用意しています。

ベッドのように寝る形になっており、お子様がチェアに挟まれたり、道具でぶつけて怪我をしないようになっています。また、天井にはDVDが流せるテレビがついています。

– 親御さんに配慮した環境

一般歯科とは別の受付になっており、周りを気にせずにご来院いただけます。

また、キッズルームを併設しているため、親御さんが治療の際にも安心してご利用いただけます。


– 専門医による安心の治療

当院では、小児歯科分野を得意としている歯科医師が子供の治療に特化して診療しております。

– 痛みの少ない治療

麻酔が必要な場合は、表面麻酔を行い刺入時の痛みを押さえます。

そのほかにも、細い針の使用や麻酔薬の温度管理、薬液をゆっくり注入することで、痛みの少ない治療となるよう工夫しております。

6. 治療の流れ

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1. 初回カウンセリング

まずはお子様のお口の中の状態や、保護者の方のご要望をお伺いします。

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2. 治療計画の立案

お子様の口腔内の状態や成長段階に合わせて、治療方法を提案いたします。

歯の生え変わりや虫歯の予防、歯並びの確認など、将来を見据えた長期的な視点で治療計画を立てることで、安心して治療を進めていけるようサポートします。

また、保護者の方とも十分に相談し、ご理解いただいた上で治療を進めます。

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3. 治療とアフターケア

治療が終了した後も、定期的な検診やケアを行い、お子様の歯の健康を長期にわたって守ります。

7. 保護者の皆様へ日常ケアのアドバイス

– 健康な食生活を意識

おやつや食事の内容と時間を意識してみてください。おやつは甘いお菓子ではなく、ふかしたお芋にしたり、おやつ及び食事の時間を決まった時間にしましょう。また、食べた後の歯磨きをルーティン化し、お口の中に食べ物が長時間残らないように意識してください。

– 日常の口腔ケア方法

歯が生えていない場合、歯ブラシを使っての歯磨きというものは必要ありませんが、授乳後などにガーゼを指に巻いてお口の中を優しく拭ってあげてください。できる範囲で構いません。優しく行ってください。

– 正しいブラッシング方法

乳歯が生えてきたら歯ブラシを使って磨いてあげてください。お子さんの頭を膝の上に乗せ、仰向けに愛します。子供用の歯ブラシをペンを持つときのように握り、軽い力で小刻みに10~20回ほど動かします。頭を動かすと危険なため、しっかりと固定しましょう。来院した際にもお教えしますのでわからないことがあればご相談ください。

– フッ素入り歯磨き粉の使用

市販の歯磨き粉の多くにフッ素が入っています。フッ素は歯を強くし、むし歯になりにくくしてくれるため積極的な使用をおすすめします。

– 定期検診の受診

わからないことがあれば定期健診の際にご相談ください。定期健診では、カウンセリング・口腔内のチェック・清掃・フッ素塗布を行います。子供にとって歯科医院を嫌な場所にしないことも大切です。

8. なぜ「さこだ歯科」を選ぶべきか

– 全世代対応の治療環境

大人と子どもの両方が同じ医院で治療を受けられるため、家族全員で通いやすい環境となっております。

– 経験豊富な歯科医師

全国で行われている勉強会、セミナーに参加し、小児歯科を得意としている歯科医師が対応いたします。

– こだわりの設備

様々な状況に対応できるよう環境を整えております。また、患者様に心地よく受診していただけるよう、予約システムや受付システム、空気清浄システム、中性電解水の使用、診療前のうがい薬などの配慮をしております。

– 安心の治療環境

お子様に優しい治療環境とスタッフが揃っており、安心して治療を受けていただけます。

9. よくある質問

Q治療期間や費用について
Aお子様の場合、生え変わりの時期や状態で、治療内容が大きく異なります。そのため、治療期間や費用に関しても個人によって異なります。またお子様の場合、歯科治療の環境に慣れることも必要なため、焦らず個人に合わせた治療を行っていくように配慮しております。

Q子供の歯は何本ありますか? 
A全部で20本です。 

Q子供の歯はいつから生え始めますか?
A生後6か月~9か月頃に下の前歯が生えてきます。 

Q子供の歯はいつから抜け始めますか? 
A6歳頃に下の前歯から抜け始めます。 

Q子供の歯が抜け終わるのはいつですか?
A11歳半頃に一番奥の歯がぬけます。

Q抜けた乳歯はどうしたらよいですか? 
Aきれいに洗って水気をとると保存可能です。いらない場合は歯科医院にもっていき捨ててもらうか、家庭の燃やせるごみに捨てても大丈夫です。 

Q子供の歯は全部抜けますか? 
A大部分の人は生え変わりに伴いすべての乳歯が抜けていきます。中には大人の歯の数が足りず、乳歯が抜けることなくそのまま使っていくという方もいます。 

Q子供の歯は自然に抜けますか? 
A自然に抜ける場合が多いですが、歯並びなどの問題で生え変わりがうまくいかず、乳歯がグラグせず自然に抜けないこともあります。 

Q大人の歯はいつから生えてきますか? 
A6歳頃に下の前歯が生えてきます。 

Q子供の歯が抜けていないのに、大人の歯が生えてきています。どうしたらよいですか? 
A永久歯の歯並びに関係してきますので、一度受診することをお勧めします。 

Q大人の歯がすべて生えるのはいつですか? 
A12歳頃には永久歯列が完成します。(親知らずを除く) 

Q生え変わりが遅いようで心配です。
A歯の生え変わりは個人差があり、いずれの時期も目安です。目安の時期よりも半年以上遅れているという場合は一度受診してください。 

Q歯磨きはいつから行えばいいですか? 
A乳歯が生え始めたら歯磨きの練習を始めてください。初めから磨くのは難しいです。お口の中を触られることに慣れてもらうために、指でお口回りを触ったり、唇のマッサージをすることなどから始めてください。

Q何歳から一人で歯磨きをさせた方がよいですか? 
A自分でしたがるようになったら一人磨きをさせてあげてください。歯磨きは大人でも難しく、お子さんだけでは磨き残しがありますので、仕上げ磨きをしてあげてください。また、歯ブラシが喉に刺さるなどの事故を防ぐために一人で磨いている間も親御さんがしっかりと見てあげてください。 

Q仕上げ磨きはいつまですればよいですか? 
A何歳までという決まりはありません。小学生の時期はちょうど永久歯が生えてくる期間です。生えたての歯はむし歯になりやすいので、できるだけ仕上げ磨きをしてあげるとよいです。 

Q子供が歯磨きを嫌がります。どうしたらよいですか? 
A歯磨きに慣れるまでは無理に歯ブラシを使おうとせず、ガーゼなどでお口をぬぐってあげてください。唇のマッサージをするなどして、徐々に口元を触られることに慣れてもらうのがオススメです。 

Q歯磨き粉は使ったほうがよいですか? 
A使えるようであれば使ってください。ほとんどの歯磨き粉にはフッ素が入っており、虫歯予防に効果的です。使用する量は2歳頃までだと1~2㎜の極少量、3~5歳までだと5㎜以下です。 

Q歯磨き粉を飲んでしまいました。大丈夫でしょうか? 
A大丈夫です。普段の歯磨きで使用する程度なら問題ありません。 

Qおしゃぶりはいつまで使ってもよいですか? 
A卒乳するまでがよいです。年齢で言うと、奥歯が生えてくる1歳半ころからは使わないようにし、しっかりと噛めるように練習していくとよいです。 

Q指しゃぶりをしているのですが、やめさせた方がいいですか? 
Aおしゃぶりと同じで1歳半頃からはやめるように準備していったほうがよいです。乳歯が生えそろった後も続けていると、あごの成長に影響を与え、歯並びが悪くなってしまいます。

Q子供はいつからフッ素塗布ができますか? 
A歯が生えてきたすぐからできます。フッ素は生えたての柔らかい歯質を強くする効果があります。下の前歯が生えてきたらフッ素を塗ってもらいに行くことがオススメです。 

Q虫歯は子供にうつりますか?  
A唾液を介してむし歯菌がうつります。そのため使用したお箸やスプーンなどで子供にご飯をあげるなどは控えてください。遺伝的にむし歯がうつるということはありません。 

Q子供の歯が黒くて心配です。むし歯ですか?  
Aむし歯の可能性がありますので受診をおすすめします。 

Q生えてきた大人の歯が茶色っぽいです。むし歯ですか?  
A乳歯に比べてはが全体的に茶色っぽい(黄色っぽい)という場合はむし歯ではありません。永久歯は乳歯より黄色いのが特徴です。 

Q子供の歯科矯正は何歳からできますか?  
Aさこだ歯科では6歳前後から行うことができます。 

Q子供の歯科矯正は何年くらいかかりますか? 
A始める年齢、始める前の歯並びの状態などによって変わります。お子さんの歯科矯正が気になる方は、来院したついででも構いませんので相談してみてください。 

Q子供の矯正はいくらくらいかかりますか?  
A

始める年齢、始める前の歯並びの状態などによって変わります。ご参考までにさこだ歯科では以下のとおりです。 

マイオブレース

400,000円~ 

小児矯正+インビザライン

770,000円~ 

小児矯正+ワイヤー矯正

750,000円~ 
Qシーラントとは何ですか?  
Aむし歯にならないように歯の溝におこなう詰め物のことです。むし歯に対して行う処置ではないので、麻酔をしたり削ったりすることはありません。 

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ご相談フォームからご連絡を頂いた後、担当より日程の調整を行わせていただきます。
お電話(TEL:099-285-2011)からも受付いたします。

もしくは、Web予約をされる場合は、予約の際に「小児歯科希望」とコメント欄に記載をお願いします。
記載をいただくことで治療に詳しい担当とのご予約を調整いたします。

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迫田 敏 理事長
  • 長崎大学 歯学部歯学科
  • 鹿児島大学 歯学部 付属病院研修医
  • 鹿児島大学 医学部臨床検査医学講座(丸山征郎教授)学内留学
  • 同年 さこだ歯科 開設